『まつもと古市 #16』報告。

梅雨明け間近の7/17(日)、毎月恒例の『まつもと古市 #16』を開催しました。

前日の予報は「曇り」、当日の予報は「午後から雨」、結局にわか雨に二度降られたものの、概ねいい天気でした。
三連休の中日だからか、みんな気持ちが夏のお出かけモードになったきたのか、暑い中でもたくさんのお客さんが来てくれました。話をしているとやはり遠方からのお客さんや、この日は外国人観光客もいつもより多かったように思います。

観光客が多かったと書きましたが、それでもやはり古市は毎月のように来てくださる、いわゆる「常連さん」がとても多いです。それは松本市民に限らず、もう少し広いエリアから「古市が毎月一回の楽しみ」と言って足を運んでくれています。そんな風に古いものを、古市を好きだと言ってくれるお客さんたちと話していると「いいもの集めて、次も頑張って出店しないとな」と思うのです。(古道具の出店って実は結構大変なんです、、)

あと、今回の一番のニュースと言えば、やはり「ninjinsanがトラックを買った」ことですかね。

少し話が逸れますが、個人的に「各街に最低一つは古道具屋が必要」と常々考えています。古道具屋がないと古いものが残らない(捨てられてしまう)からです。一般的に、みなさん価値がありそうなものは骨董屋に持ち込みます。新品や状態のいいものはリサイクルショップに持ち込みます。でもそれ以外のもの、ざっくり感覚で全体の7割くらいを占める「ただ古いだけのものたち」は行き先もなく(行き先がないとの思い込みで)捨てられてしまいます。現場を経験しているとよくわかります。その受け皿として「各街に最低一つは古道具屋が必要」と思うわけです。古道具屋は皆、もちろん古いものが好きだし、それと同時に古いものを残そうという使命感で動いています。ただ、大変なわりに儲からないのが古道具屋の現状で、これをもう少し健全に稼げる状態にしていかないと継続もありません。継続できずになくなってしまえば、前述の通り古いものたちの受け皿がなくなってしまうのです。

話が回りくどかったですが、景気のいい古道具屋があることはいいことだと思います。なので、少々大袈裟かもしれませんが、ninjinsanがトラックを買ったことは古道具業界にとってとても明るいニュースです。「古いものを選ぶ」「いいものを使う」意識がもっと一般化して、はっきり言わせてもらえれば、古道具をもっと買っていただいて古道具業界を応援してもらえると嬉しいな、なんて思います。

あと、この日の『Furuichi Cafe』には、はるばる長野市から『ヤマとカワ珈琲店』が出店してくれました。予想通りの人気で、『amijok』のドリンク最多販売記録を塗り替えた気がします。一緒に販売されていた『こまつや』さんのお弁当も人気でした。僕も一ついただきましたが、とても贅沢な内容でどのメニューも美味しい!しばらく行けていませんが、お弁当を食べたらまたお店にも行きたくなりました。

来月も雨降らないといいですね!



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