『まつもと古市 #11』報告。

今回の『まつもと古市 #11』報告は、いつもは『古道具そらしま』として、そして今回は古市スタッフとして参加してくれた長野市の大学生ヤマモトソラ君がレポートしてくれました。今回は写真もすべて彼の撮影。ソラ君は今春からの就職にともない今回が最後の古市参加となりました。いろいろとありがとう!以下、どうぞ。

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2/14(日)のバレンタインデー、『まつもと古市 #11』を開催しました。
早朝、長野市から松本まで向かっていた道中では生憎のザアザア降り。現場に到着しても強い風に見まわれしばらく途方に暮れておりましたが、市場が開かれる頃にはお日様が気持ちよく顔を覗かせ、春の始まりを予感させるぽかぽかと暖かい陽気に包まれました。

僕たち出店者からすればお客さんとのコミュニケーションを楽しめるのがイベントのやりがいの1つ。この日はバレンタインということもあって、出店者の中にはお客さんにチョコを手渡しするところもあったり、反対に常連さんからいただけるところもあったりと終日どこか色めいた(?)ムードに覆われてもいました。(今回のFuruichi Cafe出店のKAJIYAさんでも大変美味しそうなチョコレートの焼き菓子を販売。僕も買おうとしたときにはとうに完売してしまっていましたが、、)

新参の出店者には『本とライト』さん&『夕やけこやけ』さんを迎え、お馴染みのhacomoriでは『椅子+かご』祭りを、燕ではアイアンパーツの大放出を行い、、と今回は体調不良による急な出店キャンセルもあったりして、8店と比較的少なめの出店数ではあったものの、いつもに増して見どころ満載の開催となった気がします。

僕は古道具の世界に足を踏み入れたばかりのまだまだペーペーな人間ですが、この『まつもと古市』に参加するたびにどんどんと古物商の虜になっていっている自分に気づきます。
それはモノを通して誰かのきわめて個人的な琴線に触れることができることが要因の1つ。
そしてもう1つあるのが、お客さんと一緒になって遊び心とイマジネーションを全開に働かせることができるから。

「このスツールとツクエ、いつか夢だった定食屋を開いたら置いておきたいかも」
「この陶器の箸置き、いつものコートのブローチに使ったらもっと素敵じゃない?」

こんな風に話すときのお客さんの表情は本当に屈託がない。
その感覚はまるでこども時代、新しい遊びやおもちゃに夢中になったあの懐かしい感じに似ているんだろうな、と思います。

そんな風に、自分だけのお気に入りを探しに、ぜひこれからもまつもと古市に遊びに来てもらえたらと思います。
僕は一旦古市を卒業しますが、いつの日かまた必ず戻ってきます!

(文・写真:ヤマモトソラ)

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