『まつもと古市 #12』報告。

今回の『まつもと古市 #12』報告は、前回のソラ君に引き続き、いつも運営スタッフ兼古市専属通訳として参加してくれる山口コージ君がレポートしてくれました。古市は出店者以外に毎回2〜3人のボランティアスタッフが参加してくれて、会場の設営撤収以外にも、写真撮影や外人客対応の通訳や店番やその他もろもろの雑用など、様々な作業を手伝って古市の運営を支えてくれています。そんな縁の下の力もち的なスタッフのコージ君に今回はちょっとしたサプライズがあったようで、、、。以下、どうぞ。

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先週末の3月13日(日)、『まつもと古市 #12』が開催されました。

私事ながら、僕は普段、翻訳で生計を立てていて、それほど、というか全然古道具に詳しいわけでもなく、ましてや、古道具を愛しているかと訊かれたら答えに困ってしまうような、にわか古道具ファンです。そんな自分が、昨年の4月に主催者の北谷さんに誘われてからほぼ毎月、1年近くスタッフ(兼オフィシャル通訳者?)として参加してきたのも、ひとえに、手伝っていて楽しいから、というごく単純かつ不純な理由からでした(一番の楽しみは打ち上げの飲み会です)。

それはさておき、今回も、朝から「今日はどんな古市になるんだろう」とそわそわしながら、自転車で会場の枡形跡広場に向かい、到着していた出店者の方とあいさつして、設営を手伝い、ひとまず落ち着いた10時少し前、朝ミーティングが始まりました。初めての出店者の方に向けた、お互いの自己紹介を兼ねた簡単なミーティングで、いつものように、5分程度で主催者の締めの挨拶になりかけたころ、常連出店者のMさんから発表があるとのこと。まさか古市卒業?それとも???とドキドキしていると、「古市スタッフとしての参加10回目を記念して、コージくんに古市お買物券を贈呈します!」と、意外な展開に、、、。

ということで、今回はいつもと違い、お客さんの立場で購買意欲むき出しで各店をのぞいて回りました。

hacomoriさんでは、グラタン皿を2つ購入。いつも大賑わい(通称「hacomoriフィーバー」)で、見に行くたびにお客さんが押し合いへし合いしていたためか、気がつけば今回が初の買い物。ほかの古道具店主の方々いわく、hacomoriさんの魅力は、商品のよさや価格の手ごろさは言うまでもなく、そのディスプレイ(通称「hacomori式」)によるところが大きいよう。言葉では表現しづらいのですが、「斜め」をキーワードにして陳列方法を眺めるとなんとなくわかるみたいです。

tekuteku東欧雑貨店さんでは、チェコの作家、劇作家、ジャーナリストのカレル・チャペック(Wikipedia参照)作の絵本の1ページを額装したものを購入。岐阜を拠点に、ネットショップやイベントで東欧雑貨を販売しているtekutekuさんは、毎回、一見するとファンシーながらも、マニアックというか、ぴりっとした毒があるというか、そういった魅力あふれる東欧の商品を大量に車に積んで岐阜の奥地からやって来て、打ち上げが終わるとまた岐阜の奥地に戻っていく、そんな方です。

最後にniemiさんで購入したのが、北欧の陶器メーカーのスープボウル。niemiさんは、北欧雑貨を専門に、ネットショップやイベントで販売したり、松本市や長野市のお店で委託販売しているお馴染みのお店。北欧の食器は、以前の古市のときにniemiさんで手に入れたお皿くらいしか所有していませんが、日常的に使ううちに、少しずつその魅力がわかってきたような気がするようなしないような。ともかく、今回のスープボウルも日常的にがしがし使っていくつもりです。

ほかにも、ninjinsanの天然素材&リーバイス&時計祭り、ことば屋さんの書籍在庫大放出、長野市からご家族で初出店のHEARTH&CO, WINGさん、サムテンさんの絶品カレー&スウィーツ、古市会場初のBGMなど、常連のお客さまも退屈しないようなポイントが目白押しでした。

松本の日常にのみの市を根付かせ、古道具の認知度を向上させる――。そういう目的で立ち上げられた『まつもと古市』は、昨年4月の#01から数えると、来月で早一年。気がつけば、我が家でも部屋のあちらこちらで古道具が目につくようになってきました。

最後になりますが、古市出店者の皆さま、当日はアガってしまってろくにお礼も言えずすみません。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!来月からもよろしくお願いいたします。そして、古市にいらっしゃるお客様、今後とも『まつもと古市』をよろしくお願いいたします!

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