【 出店者紹介 #169 】大安吉日や

《 大安吉日やさん自己紹介 》
ちいさいころから
古いものが好きでした

おとなになったぼくは
むかしの道具で米をつくり
山からいただく薪と水で
竈門でめしを炊きました

暮らしの中にある道具は
なるべくむかしのいただきもの

ぼくの好きな古いものたちは
ぼくの暮らしを豊かにしてくれました

古いものに意識を向けると
ただ捨てられていく古いものにも
たくさん出会うことになりました

ただ捨てられていくのを
ただ見過ごすのではなく
解体現場を見かければ声をかけ
「ガラクタあるよ」と
声がかかればすぐに顔を出しました

ぼくの暮らしに使うもの
重ねた時間の味わいあるもの
そんな恵みをいただきました

「好き」に囲まれた空間はとてもいい
ただ「好き」にできる空間がなくなった

家も倉庫もいっぱいになった
ホコリをかぶったままのものもある

なのでつぎにつなぎます

どこかでだれかが重ねた時間を
すてきにまたつなげていけますように

あらたな役目をいただけますように

みんなが豊かになりますように

大好きな古いものや
古いものが大好きな人との一期一会
いつもとてもたのしみにしています

■ 大安吉日や（たいあんきちじつや）